2023年5月、約3年ぶりとなったyinyangバリの旅。
今回はウブドで訪問したNPO法人Bumi Sehatでの体験をレポートします。
Bumiは「母なる大地」、Sehatは「健康、元気」という意味。
Bumi Sehatとは1995年にウブドで立ち上げられた、自然なお産をサポートする完全ドネーション制の助産院です。
yinyangではウェアの売上の一部を子供や女性を応援する活動団体へ寄付させていただいており、今回の滞在ではこのBumi Sehatへドネーションを兼ねて見学させていただく機会に恵まれました。
余談ですが2009年、撮影のためにバリを訪れていた私たちは森の中に彫刻作品が並ぶ工房を見つけました。
当時まだ子供達が小さくて絶賛子育て中だった私たちは一つ、母親の体から赤ちゃんが生まれ出ている美しい木彫りの作品に出会い、穏やかな衝撃を受けたのを覚えています。
神聖なパワーを放つこの作品は、たくさんの妊婦さんやママたちが日々通うTAMISAのスタジオ内に飾られました。
数年後この木彫りのモチーフがBumi Sehatのロゴだと知った時は驚きとともに、たくさんのお母さんたちを見守るかのようなそのエネルギーに納得したのでした♡
(Bumi Sehatのエントランスにて)
”Gentle Birth Heals Mother Earth”
穏やかなお産は母なる大地を癒す...
緑が豊かなガーデンを中央にクリーンな大きな白い建物。壁には創始者のイブ・ロビンさんの写真や赤ちゃんの絵、サポートしている団体の手仕事っぽいロゴやカラフルなデコレーションがwelcomeな印象を与えてくれる。
Bumi Sehatでは地元の方たちをはじめ、世界中のお母さんたちの意思を尊重した出産をフルサポートする助産院として運営されています。
同じ敷地内には一般診療所と東洋医学を用いた鍼灸科を併設し、
妊娠中の不調や健康管理、産後のケア、そして妊娠に関係のない一般患者の診察も同時に行われているそう
二階のヨガスタジオでは毎週プリネイタル(産前)ヨガクラスが開催され、さらに家族みんなで参加できるお産と子育てのサポート教室も開催されています。
完全に寄付で運営されているBumi Sehatでは出産をするお母さんだけでなく、新しい命を迎える家族のメンバー全員が健康で幸せなことがより良い世界を作るという信念の元、寄付された衣類やおもちゃ、日用品をお姉ちゃんやお兄ちゃんに提供することもよくあるそう。
お産の時にはお母さんは体と心の声を聞きながら自由な体制をとることができ、痛み止めや麻酔は使用せず必要ならば鍼灸で陣痛を和らげます。
助産師さんや看護婦さん、家族が歌を歌う中大きな愛のエネルギーに包まれたまま赤ちゃんは穏やかに子宮から地球へと誕生するのです。
「お母さんのお腹の中で赤ちゃんはたっぷりと愛を感じ、お母さんも赤ちゃんからの無償の愛を受け取りながら、新しい命が完全な安心に包まれてこの世界に誕生することを私たちは全力でサポートしたいのです。」
優しいアイボリー色をした分娩室でそう話す23歳のスタッフの女の子の愛に溢れる言葉に私たちみんなは感動しました。
一緒に同行していた17歳のサラと15歳のタイラとリタはどう感じたのでしょうか♡
娘のリタは自分には出産は関係ないと思っていたけれども、お母さんに寄り添ってくれるこんな環境だったら想像できるかも、
と見学中にポツリとコメント。
普段過ごしている温かいコミュニティの心地よさを知っているからこその本心かな?
テラスではスタッフの方たちがおしゃべりをしながらランチタイムを楽しんでいました。
スタッフの食事も寄付で賄われていて、毎日全員が無料で食事を取れるシステムだそう。
最後に、このBumi Sehatのことをより多くの人へ知ってもらいたいこと、そしてお産はぜひBumi Sehatで!と元気に伝えてくれました。
世界は愛と光で溢れています。
そこへ意識を向ければ穏やかで温かいエネルギーが流れ続け、
光は世界へ広がり続けます。
素晴らしい活動を続けてくださりありがとう!
私たちyinyangもこの世界に光を広げ続ける存在でいたいと共鳴しました♡
Love 
Maaya