特集
アーサナからヨガの極みへ
ヨガのゴールへ向かうための行程の途中で行うアーサナ(ポーズ)。このポーズの実践を深めていき、常に心を穏やかにしていられるようになると、ゴールは近づいてくる。今回はそのアーサナに注目。アーサナは動きながら自分の内面と向き合い、瞑想状態へ入っていくためのシステム。そこには内観を深めるための、いろいろな仕掛けが詰まっている。今回は特に各流派によって異なるポーズナのシステムを浮き彫りにしていき、それぞれのコンセプトを見ていく。一見、同じように見えるポーズの中にもいろいろな意味があり、流派ごとに目的が異なっているという違いがわかる。こんなにもアーサナに対しての着目点が異なり、それだけに個性があるということが理解できる。これまでにない、流派の本質に迫る特集。
第2特集
新・『バガヴァッドギーター』入門
ヨガの古い教典の一つ、『バガヴァッドギーター』。この本はインドでは聖書と同じように読まれる本で、ヨガ的な生き方のバイブルだ。どう生きると心穏やかに過ごせるのか、自分とどう向き合い、他者とどのように交わっていけばいいのか。食事や考え方などまで、物語を通じてたくさんの教えを諭している。しかし物語の舞台が戦場であり、人を殺すということの是非がテーマになっていたり、宗教観が入ってくる部分もあり、現代人にはなかなかにとっつきづらい。では、この本とどうつき合えばいいのか。この考え方の中で出てくる「ヨガ」とはどんなものか、私達のヨガにどう生かせばいいのか。ヨガをする人達が必要と考えながらも、難しいとする一冊の解説特集。
他に、ライフスタイルでは、栃木市でヨガスタジオと、なるべく自分達で作った野菜を使って作る南インドカレーを提供するレストランを経営する「smile farm.shanti」を取材、この春から夏にかけて選びたいヨガウエアのページも。
また、生物学者・福岡伸一先生、婦人科医・高尾美穂先生の好評連載も収録。 ヨガの哲学を体現していたような人生を送った著名人をフィーチャーする「Are you yogis?」では、20世紀の喜劇王チャールズ・チャップリンを紹介。