ヨガスタジオTAMISAが運営するヴィーガンカフェVeg Outでは、地球環境や現在の私たちが向き合いたいテーマを選び、月に1度の上映会をヴィーガンのお食事とともに楽しんでいただける「VegOutシネマ」を開催しています。

先日1月24日は「ザ・トゥルー・コスト」〜ファストファッションの真実〜という、アパレル業界が向き合う課題をテーマとした映画の上映会をオンラインで開催しました。

ここ十数年の間に、私たちのファッションの認識は大きく変化し、ファストファッションブランドが世界的に大きく成長することにより、世界中、どこにいても最新のデザインが安価で手に入る世界になりました。

流行のファッションを安価で購入することができるのは嬉しいことです。
でも、それは、その洋服を製造する発展途上国の低所得者層にいる人たちや地球環境の犠牲のもとに成り立っていることをこの映画は教えてくれました。

安価で販売するためには、製造コストを下げる必要があります。
企業は人件費の安い発展途上国に進出して雇用を生み出すことは悪いことではないと考えているようですが、実際に働く人々の暮らしはとても厳しく、長時間の労働、劣悪な環境による事故のリスクや、使用されている化学薬品による病気の発症、家族と離れて暮らす現状など、先進国に住む私たちにとっては「当たり前の幸せ」である、基本的な生活ができていないことを涙で訴えるシーンがたくさん出てきました。

そのシーンを見る度に、とても悲しい気持ちになりました。
誰かの犠牲の上に成り立っている幸せ、誰かから搾取して得た幸せは本当の「幸せ」なのでしょうか?

もの作りはとても誇るべき仕事です。
私たちyinyangは、製造、制作過程にいる全ての方々への感謝と敬意を持ち、また、yinyangユーザーの方に製造の背景や工程を知っていただけるよう、工程の可視化を進めています。 

そうすることで、製造を担ってくださっている人々にも、仕事に誇りと繋がりを感じることができると思っています。

顔が見えなくても、お互いが感謝の気持ちを持ち、お互いの基本的な幸せを願うことで、搾取はなくなり、循環が生まれると思います。

それは、ひとりひとりの小さなアクションから実現可能です。

映画を見終わった後のトークセッションではそんなことを話し合いました。

トークセッションの動画がありますのでよかったら覗いて見てください。
トークセッション動画

次回のVegOutシネマは2月14日(日)にオンライン上映会として開催します。
テーマは「気候変動」現在の地球は過去の行いの結果。今、この瞬間からできるアクションで未来は必ず変わります。映画を見た後は、VegOutのディレクター平山と、環境問題に関心を持つティーンエイジャーの2人(私YokoとMaayaの娘!)とのトークセッションを予定しています。
全国どこからでも参加できますので、みなさま、ぜひ、ご参加ください!

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Yoko