Yinyang AMBASSADORS

KAYOKO YOSHIDA 吉田 香代子
OMYOGA代表
ヨガ指導者.瞑想指導者,哲学者,
OMYOGAテキスト監修及び認定講師指導
セラピカルヨガ.無の瞑想.有の瞑想考案者
YA指導資格:RYT200.500
YA認定指導講師資格:E-RYT200.500.RPYT85,YACEP
一児の母(シュタイナー学校に行ってます)

【タパス】 語根:√tap /〔名中〕:熱・苦行
 アシュタンガヨーガ 3つ目のニヤマ
 一般的に苦行と訳されることがおおい言葉ですが、、、、

タパスとは、「神の行い」に近づくための「苦行」と「情熱」のことです

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先日、今話題の「永遠のヨギー」の上映会いってきました。
しかもトークショーに参加。ダッフンダ。

わたしは、スピリチュアルを科学的に見ていくのが好きなので、
いい感じにアメリカナイズされていた今回の映画は、乙でした。

ただ、その中の一コマにでてきたフレーズに、とてもモヤモヤしたんです。
それは「苦行をする」という言葉。
修行者に率先して苦行をするようにというニュアンスの前後でした。

間違いでない。
間違いでないけど、他の言葉があってもいいのに。
だって、苦しい行いだよ。
始めて見る人からしたら、
こんなMっ子的な言葉にどんな反応をすることやら。

タパスをご存知の方も多いけど、
今日は、タパスを勘違いしてしまうMっ子予防として、
私的タパスの考えを書いてみることにしました。

長くなってしまったし、いつも通り私の持論哲学が満載です。
不眠で困っている方でしたら、いい睡眠薬になるかもしれません。
とりあえず最後まで読もうと思って頂いている方は、コーヒーを準備しておくことをおススメします。

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今、眼鏡をかけていることを想像してみて下さい。(想像してみてね@_@)

①あなたは、この眼鏡をずっとかけ続けなければなりません
・その眼鏡はいつも使っている眼鏡です。
・ある日ティッシュや髪の毛、手あかがつき、
 きのこがはえて汚れていることに気付きました。(ギャー!!)

②あなたは、きれいにしたいと思っています
・その方法がよくわかりません 

☆①状況から②にいくまでをどうやって過ごすのか、3タイプにわけてみました。
 

【CASE1】
全く方法が思いつかなかったので、
この眼鏡とつきあっていくという「覚悟を決め」、
この汚れを愛するように努力し始めました。神を愛するように。
そうしている間に、ある日我慢せずに眼鏡をかけていれるようになり、
そのうち、この汚れを汚れと思わないようになりました。

そしたらどうでしょう、本当に汚れがとれていました。
そして、この人は思うんです。
神様は本当にいたんだ。って。

<私から一言>
ちがうちがう。神様は、始めからそこにいる。
あんたの力だ。だから神様の力なんですよ。

【CASE2】
眼鏡をきれいにするために、あの手この手をつかい行動してみました。
途中きのこが繁殖したり、手あかが強烈すぎて何を使っても
汚れがとれないようなこともある苦しみにもだえながらも、かけ続けています。

でも、少しづつキレイになっている眼鏡が見れるので、
やる気がボーボーと燃えてくるのです。
苦しいことだったものが、苦しくなくなってきました。
そしてとうとう眼鏡はきれいになりました。

そしてこの人は思います。やればできるんだ!

<私から一言>
この苦しみからのボーボー燃えるやる気が大きいほど、
終わった後に自信がついていくんです。
自信を持っている人は、
精神的な神様にすぐにあえてしまいます。
*いけない神様もいるので注意!

【CASE3】
神を一心に思い、我慢して眼鏡をかけ続けていることを評価され、
神や誰かが、この眼鏡をきれいにしてくれたり、簡単にキレイになる方法を教えてくれると思っている。
が、なかなか変化があらわれなくなると、やる気がなくなり、放置し、
いつのまにやら汚れた眼鏡になれたままかけ続けている。キノコもほこりも繁殖しまくりである。
(ただし、たまにキレイになることもチラホラある。)
そして神も信じる人もいない。と疑い始め、繁殖したキノコやほこりの原因が自分以外の他にあると思う。

<私から一言>
私はこのパターンにはまった経験あります。まさしく苦行でした。今でもよくします。
人は基本的にこのパターンにおちいりやすくできているみたいです。
信じる気持ちや自暴自棄になってしまう時は、だいたいここになっているかもしれません。

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はてさて、
CASE1は、精神を磨くタパス
CASE2は、物質を動かすタパス
CASE3は、精神・物質どちらにもいえます

1と2は共通していることがあります。
・まずは自分でするという責任をもっている
・目的が明確ではっきりしている
・目的へむかっている
・感情をコントロールしている

そして、失敗しても人の責任にはしません。
それから怒りなどのネガティブな感情は次の原動力へと変換し、タパスを続けられます。

3にいえること
・目的があいまい
・他力本願(神様含む)
・感情コントロールできず、感情だけに動かされてしまうこともあります。

永遠のヨギの中で言っていたタパスは、この1の精神的なタパスについて言ってたはずです。

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タパスする時は、
我慢して苦行することが目的ではなく、
目的を明確にして自分の感情と意思・思考を使って責任もって行動していく必要があります。
すると、
「タパス=苦行」を続ける中で「タパス=情熱」の火がともり、
「苦がとりはらわれる」そこにはじめて
苦しみから離れた「個=神」の「カルマ=行い」が残ります。

だから、タパスの訳としては下記の感じがいい気がします。

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タパスとは、「神の行い」に近づくための「苦行」と「情熱」のことである
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どや

ちょいと続きますので、読みたい人だけ。
↓↓↓
この眼鏡、自分の人生、あるいは人生の一部、
どこにでもおきかえて考えてみることができます。

人生に苦しみを感じていることが多いとしたら、
情熱の火がくすぶっているかもしれません。
火の付け方がわからないだけかもしれません。
いずれにしても、誰もが1や2のケースにいつでもいけます。

大好きな中村天風さんもこんなこといってます。
”幸福は苦悩を苦悩と思わぬ心の中にある”

人生の中で苦行はとっても大切です。
わたしの今の生活で他の人からたまに言われることがあります。
「大変じゃないですか?」

大変?です。でも・・・
やみくもに前向きになっているわけでもなく、
怒ったり、泣いたり、感情もたくさんゆらゆらするけれど、
・・・とっても楽しいです。
そしてI LOVE 神様 なんですよ♡

どうせするなら楽しくタパス♪

皆さんにも苦行と情熱のタパスがおとずれますように♡

namaste

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