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MARIE YAGAMI 矢上 真理恵
自力整体ナビゲーター
アニマルフロー
RYTヨガ250

 

皆さんこんにちは!矢上真理恵です。
 
昨年の12月に「すごい自力整体」(ダイヤモンド社)という題名の書籍を出版させていただきました。その本には「あったかくて、柔らかい体が自力整体のゴール」と書かれているのですが、今回はなぜ「あたたかくて柔らかい」が健康維持には必要なのかを私の体験を交えながらお伝えし、血流を改善する自力整体をご紹介します。
 
実は、20代から30代前半の私は「冷たくて硬い体」に悩まされていました。当時は海外で衣装デザイナーを目指し、仕事優先で眠る間も惜しくて睡眠はソファで仮眠程度、体は重だるくて常に冷えやむくみに悩まされていましたが、見て見ぬふりをしていました。
 
そんなある日、とつぜん心身のバランスをくずして、動けなくなってしまったのです。私は元々体の「柔軟性」という柔らかさはあったものの、体には常に力が入って筋肉が凝り固まっていて、硬直状態。特に手足など末端が冷えている状態でした。それに加えて、血液のめぐりが悪いせいか、偏頭痛もひどくて目を開けるのもつらいと感じている日もありました。また常にミシンを使ったり、絵を描いていたことから姿勢も悪く、利き手の右側に力が入り、体は歪んでいたのです。
 
そんな日々が続いたころ、しばらく寝込んでしまい、やっと頑張りすぎで体が悲鳴をあげていたことに気づきました。その時ふと「自力整体」を思い出し、自分で覚えている動きを始めて、ゆっくりと体と心の調子を戻すことができ、私が自力整体を職業として考えたきっかけになりました。
 
体が健康な状態とは、骨格の歪みがなく、血流や経絡の巡りが良く、自律神経のバランスが整っていて、老廃物をデトックスできる体です。それは「あたたかくて柔らかい」例えると赤ちゃんのような体です。
 
逆に、たとえ柔軟性があって、開脚や前屈ができたとしても、体が冷たく歪んでいればそれらの不調があるので健康とはいえません。

実際に私のダンサーの友人はとても体が柔らかくアクティブなのですが、骨盤の歪みがあり、手足が冷え、生理不順やPMSなど婦人系疾患に悩まされています。
 
私たちは、ペタッと前屈できるくらいの柔らかさよりも、「緊張のない体」を目指すことが大切です。脱力し、骨格を整えることで理想の体を作ることで、心の安定も得られます。 「あったかくて、柔らかい体」をキープして毎日を快適に過ごしましょう!

<股関節周りをほぐして下半身の血流を改善する自力整体>

①右足を胸に引きつける

②右の外くるぶしを腿にひっかけて内腿抑えて揺する



③右足の裏にタオルを引っ掛けて床から垂直になるように足を伸ばす(膝はまがっていてもOK)

 

④10秒ほどかけて外側に開き、左の膝をゆすって右の股関節をゆるめる
ぜひ、毎日の習慣に取り入れてみてくださいね。