Yinyang AMBASSADORS

JUNKO SAITO 齋藤 純子
ハタヨガインストラクター

「ギャザリング」
この言葉を初めて知ったのは、確か20年ほど前
当時はサイケデリックトランスが流行っていて、私も国内外の屋外イベントへ足繁く通い、テントを張り、踊りに明け暮れていました

そのイベント名に使われていたのが、この言葉
耳心地が良く、ずっと記憶に残っています

今と比べるとヨガをする前の私は、他人との距離感もコミュニケーションもかなりドライでしたが、皆で集まり、踊り、そして、火を囲んで食事をすることが、こんなに楽しいものかと、生きている喜びを心から感じた瞬間でした
まるで、潜在意識が呼び覚まされたようでした

その楽しさを知った私は、あと一歩先にある、魂レベルで自分が求めている何かが知りたくなりました

そして出逢ったのがヨガ
初めて受けたクラスの後、身体と心に起きた変化は今でも忘れません
内腿の存在感(笑)、そして、心の充実感
帰りの電車で、ニヤニヤしてしまったことを覚えています

私の尊敬する先生の1人であるEmil Wendelが言った「何も変えたくない人は、ヨガをしない方がいい」という言葉の通り、ヨガは心身の変化を越え、取り巻く世界をも変えて行きました

自分が変わると世界が変わる
全てに自分を見ることができる

今は、子育てで自分を嫌というほど見せつけられています
子は親の鏡でしたっけ。。。

昨今、記憶ではなく現実化するgethering
秒刻みで広がり続けるヨガコミュニティ同様、同じ意識を持った人々が、自分も含め、あちこちで引き寄せられるように集まり始めています

見えないけれど、頭に立てたアンテナがチューニングしているかのようです
何に興味を持って、意識を置いているか。。。
出逢いは波動の共鳴ですね
やはり全ては自分次第という訳です

ヨガの語源の意味は、何かと何かを繋げること
いや、繋ぎ直す
いやいや、繋がっていたことに気付かせてくれます

前回のコラムでも話しましたが、里山に越して3年が経とうとしてます
都会から里山にシフトした1年目には楽しめなかったものが、今の私自身、そして、生活の基盤となっています
ゆっくりと流れる時間、刺激ではなく自然に囲まれた静かな環境、買うのではなく自分で育て・作ること

何が正解というのではなく、環境を変えたことで、また新たな視点と自分に出会えました
ヨガで経験したように、自然が本来繋がっていたモノ・コトに気づかせてくれます

そしてまた新しい”自然環境に優しい”アンテナを立てて、ヨガと里山暮らしと旅をしながら、人生を存分に楽しんでいきたいと思っています

次は、どんな仲間とどんな場所で出会えるでしょう

あの頃、たわいない話をしながら火を囲んだ時間が蘇ります

今、改めて自分の足で大地を踏みしめ、思い切り踊りたい気分です

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