Yinyang AMBASSADORS

JUNKO SAITO 齋藤 純子
ハタヨガインストラクター

ヴィーラバドラーサナⅡ
英雄・戦士のポーズⅡ

今回はとってもポピュラーなポーズ、ヴィーラバドラーサナⅡ
深くすると難易度アップ、苦手です
なので、何回もポーズを取りました

いつもそうですが、どのポーズにも相反する要素、拮抗する動きが混在していることを感じます
ヨガに限らず、万物全てのモノコトは陰と陽で構成されていると説く、陰陽(YinYang)思想と言えるでしょうか

今回のポーズは「英雄」です
足のスタンスや胸の広がりにみる勇ましさとは裏腹に、安定感と静けさを実感できます
余裕がなくては、ホンモノの英雄にはなれませんよね

まず、ポーズを安定させるには、大きく広げた足で地面をしっかりと踏みしめ、「バランス良く踏ん張る」ことが大切です
立ちポーズなので、下半身の安定なしに、上半身のリラックスはありません

では、「バランス良く踏ん張る」ためには、どうしたら良いでしょう
下半身のアラインメントは非対称で、その固定した脚の上で骨盤を起こさなければならないのが、難しい点です

注意点はいくつかありますが、ここでは私が苦手な二点をピックアップします

ポーズの前に準備していることは、“内モモの柔軟性”と、“股関節のほぐし”です

前脚の内モモが強張っていると、前脚の膝をカカトの上に留めておくことが難しく、膝は内側に入り込み、後脚の踏ん張りを押し返せません

そのため、予備ポーズの一つとして、スタンス広めのスクワットをしたりします

そして、もう一つの股関節のほぐしですが、満遍なく六方向へほぐしつつも、特に股関節の内旋を多めにしてます
内旋ストレッチは、外旋筋肉群を弛める助けになります

一般的に日常生活やスポーツをする時、下半身で力を発揮するシーンにおいては、股関節の外旋が主となっていると思います
そのままにしておけば、当然、大臀筋に覆われた深層外旋六筋はこわばるでしょう
その筋肉群をほぐすため、ポーズの前に股関節の内旋ストレッチをします

このポーズは仰向けでも、座った状態でも出来ます

後脚の重心を意識し直す、リヴァースウォリアーもおススメです

ヴィーラバドラーサナⅡをすることで得られる効果はたくさんあります
下半身が安定したら、全身で力を分散し、内側の静けさを楽しんでみてください

写真を撮ろうと決めた日は、雨模様でした
空は薄暗く、電気の通っていないアーシング部屋だと写真が暗くなりそうだと思い、お福さんを付けて、気分を明るくしてみました٩( ᐛ )و