天然繊維にこだわる理由

衣服の歴史は長い間、天然素材で長く着れるものを大切に愛用していました。しかし、大量に安価な価格で生産できる合成素材が生まれ、洋服の価値と価格帯は下落していきました。今まで高価で有限であった天然素材に代わり、無限につくれて安価な合成素材の誕生したのです。

大量生産によって製作コストを下げた結果、衣類の生産量は大きく増え、着用する期間は激減しました。また、人間の活動で排出される二酸化炭素のうち10％はファッション産業によるものと言われています。焼却処分時の他、製造過程や輸送過程でも大量の二酸化炭素を排出しています。そして、毎年50万トン、ペットボトルに換算すると500億本という膨大な量のマイクロファイバー（ポリエステル）が洗濯によって海に流出しています。
yinyangではコットン、リネン、ヘンプなどの天然素材に加え、必要に応じて伸縮性を持たすために必要な5％-10％のポリウレタン混合の生地を使用しています。

天然素材には化学繊維にはないさまざまな魅力があります

天然素材は吸湿性・保温性に優れていて、季節を問わず快適に過ごすことができます。
特に、リネンやコットンは繊維の中が空洞になっているため、通気性が良く、夏は風を通して涼しく、冬は空気を含んで保温性に優れています。
また、吸湿性にも優れているため蒸れにくく、やわらかな肌触りは肌への負担が少ないため肌の敏感な方にもおすすめです。
そして、素材感や自然の風合いを楽しむことができ、その風合いは時間とともに変化するため、経年による変化を楽しみながら、飽きずに長く愛用していただけます。