Yinyang AMBASSADORS

JUNKO SAITO 齋藤 純子
ハタヨガインストラクター

ベタですが、あえて、この題目
ここ数年の流行とは言え、やはりこれに尽きると実感しています

本人のみが知る、偽りのない姿
それを知るのは
本人でさえも、なかなか難しいものです

人類の進化も行きつくところまで来たというか、私的には行き詰まりを感じる今の社会システム
「ありのまま」の自分に戻ることは、この時代を快適に生き抜く、そして、これから新しく迎える時代に向けて必要とされる生き方の一つのように思います

人に嫌われたくない、弱味を見せたくない、傷付けられたくない、賢く思われたい。。。。。

全て自分を守るもの
こういった感情が、「ありのまま」を遠ざけます
そして、この感情は全て自分の経験から生まれたもの
つまり、「ありのまま」に近づくためには、自分を掘り下げる必要があるのです

ポジティブは大切ですが、休むことなく前進し続けることが美化されてきた、良いと思い込まされてきた時代背景も、弱音を吐けない空元気な社会を作った原因の一つでしょう

人って、そんなに強いでしょうか

先日、突然思い立って福岡へ旅立つことにしました
あまりの迷いのなさに、まるで導かれているようで、とてもワクワクしました

福岡は、311後すぐに移り住んだ場所
色々な思いで、色々な決断を迫られた当時
もちろん、選択の余地があった自分の立場が、どんなに有り難かったことかは一生忘れません

初日、Mysore Fukuoka主宰の宮脇紫穂ちゃんと再会

相変わらずの美しさ
前世は姫だろうと毎回思う

私の知るところでは、日本国民が原発のことを普通に口にするようになったのは、311の震災後
私も福岡で、出来る限りの情報をかき集めました
そんな私に色々と教えてくれた彼女
djとしても活躍する彼女が引き受けたサウンドデモに、お腹の子供と参加したことがとても懐かしい

次の日は、山本香苗ちゃんとの再会
縁もゆかりもない福岡で、一人孤独に子育てをしていた私の目の前に現れた救世主
知り合って数日後に、手作りご飯を持って訪れてくれました

子育ては助け合うもの
頼ることは、愛の循環を生むこと
そして、差し伸べる手は、すぐ握り返せる距離である必要があることを、実践で教えてくれました

この日は特別、ヨガの後に永山マキさん(シンガーソングライター)のライブがありました
マキさんも同じく震災後すぐ、東京からお子さんを連れて福岡に移住した方
同じ思い、同じ経験をされていた彼女の歌が痛い程しみました

最終日、香苗ちゃんのヨガとクリスタルボールとマントラで細胞までゆるんだあと、糸島へ

前日に引き続き、こちらでも素敵な女性、写真家の亀山ののこさんとの出逢いがありました
写真集『9 -憲法第9条-』でご存知の方も多いはず
彼女もまた、震災後、福岡へ移住されたそう
双子ママという共通点からも、大切な気付きを頂きました

最後に、糸島在住のヨガ仲間、高杉富美子さんと待ち合わせるカフェへ
出産日が1日違い、まさに同期ママとしての彼女の存在は心強かったです

まだまだお世話になった方はたくさんいますが、たった数日間に詰め込んだ再会と出逢い
全てにメッセージがあり、そして何よりも、この旅は、置き去りにした当時の自分の感情を癒す為のものだったのだと気付きました

時には足を止めて、休んだり、振り返ったりしながら、自分の未消化な感情に気付き、同情し、受け止めることが、いかに大切か
それは、とても自然な、自分を慈しむ為のプロセス

この旅のおかげで、また少し身軽に、そして「ありのまま」に近づけた気がします

最後に、
「ありのまま」を探求することを楽しめる、健康で平和な生活があることに心から感謝します

そして、健康と平和に近づく手掛かりも、この「ありのまま」に答えがあると信じています