背骨のポーズ

シールというポーズをご紹介します。

このポーズは、背骨の柔軟性を仙骨と腰から高めていくポーズです。背骨は姿勢を支える要ですので、背骨の柔軟性のアップは、姿勢をきちんと保つ上でとても重要です。メディテーションをする際にも、姿勢をキープするためにとても大切な部位です。

仙腸関節や腰を閉めないように足を開きます。マットから足がはみ出てしまっても大丈夫です。腕は肘を伸ばして、肩関節に腕の骨を委ねてしまっても構いません。
腰の力、お尻の力、腿の力を抜きましょう。恥骨からお臍にかけては自然な昇るエネルギーを感じれる人は、普段からお腹がしっかり使えている人です。
反り腰の人は、反ることに集中しないようにしましょう。反るのではなくて、腰の骨の間にスペース(空間)を作ります。または、自然にスペースが作られて来るのを待ちましょう。このスペースを持つという概念は、メディテーションを行う上でとても重要なキーとなってきます。

私は、陰ヨガは、静寂さといった陰の概念を持つことが重要だと思っています。だから、陰ヨガのポーズは、地に委ねるように筋肉の力を抜き、静止を数分行います。
7月より東京にある私のスタジオでも、「陰陽ヨガ」をレギュラークラスに入れるようにしましたが、陰の要素があったとしても、筋肉の力を入れたら、それはもはや「陰ヨガ」ではなく「陰陽ヨガ」です。アメリカでは、Tao Yin(タオイン)として陰陽をミックスした陰陽ヨガを教えている先生もいますが、アメリカ人を中心に陽の要素を取り入れた陰ヨガを行なっている先生は少なくありません。

私が静寂と静止にこだわる理由は、ヨガはメディテーションの準備となるものだからです。最終的に心へアプローチするためには、特別な瞑想法以外は、体は止まっているのが常でしょう。もちろん、フィットネス感覚や体づくりを目的としているなら、陰陽ミックスでもOKだと思います。私も動く陽ヨガもプラクティスします。

もう一つ静寂さと静止にこだわる理由は、ヨガスートラに書かれている八支則にある「アーサナ」の意味です。八支則ではアーサナが三番目にありますが、このアーサナは、本来は座位を表しています。メディテーションをするための座る姿勢のことです。昨今では、ヨガというと、ポーズをがっつり取ることがアーサナと言われていますが、静かに座る姿勢こそが本来のアーサナの意味です。八支則によると、アーサナという身体を整えることから始まり、呼吸を整えて、最後に心を整えることでサマディに到達です。心を整った状態は、体は止まり止観していること、自分とその所作が一体となっている状態です。

是非、シールポーズをトライしてみてください。