原点回帰 ~平和~

【コラムINDEX】

  1. 原点回帰 手仕事
  2. 原点回帰 gethering
  3. 原点回帰 ありのまま
  4. 原点回帰 平和
  5. 原点回帰 ご縁

春は野草摘みに忙しい季節
これも里山暮らしの楽しみの一つです
特に春野草は、冬の寒さを乗り越え一斉に芽吹くだけあって、とてもパワフルで、成長エネルギーに富んでいます
汗をかきにくい冬に溜め込んだ毒素を排出してくれる、デトックス作用も期待できます

まだ寒い冬の終わりに、春の訪れを知らせる”ふきのとう”を見つけ、心がホッと暖まりました
ふき味噌にすると美味しいですね
他にも、つくし(~4月)、ノカンゾウ、こごみ、ヨモギなどを楽しんでいます


こごみの醤油和え

個人的にありがたいのは、車の交通量やペットの散歩による気掛かりな点がないため(野生動物の存在は否めないが)、所構わず採取できることです

食べた時、いかにも身体に効きそうな、野生的な苦味が特徴ですが、昔から”春は苦味を盛れ”と言われているようです
春は苦味、夏は酸味、秋は辛味、冬は脂肪
季節を乗り切るに相応しい食物が、その季節に自然と実っている
自然界とは実に自然で、地球、宇宙レベルのサイクルに、常に寄り添い続けている存在なのだと感じます
全ての自然現象が、起こるべくして起こっている
狂いがあるとするならば、それは人間の仕業でしょう

さて、雑草の中から宝を見つけるために必要なことは一つ、車でも自転車でもなく、自分の足で歩くことです
それも、ゆっくり、じっくりと

もちろん野草が目的なのですが、この「歩くこと」が、単なる野草採りを、それ以上のものにします

まず、田んぼや畑仕事をするご近所さんとの会話が生まれます
ご年配の方が主ですが、お互いの近況を話したり、気持ちをシェアできたり、知恵を頂いたりと、共に暮らす地域の仲間として、理想的なコミュニケーションが取れます
隣人でさえ、挨拶を交わすだけが主流の今、町民と立ち話をしている人は一体どれくらいいるでしょう
「醤油を貸し借りできる付き合い」は、もはや絶滅的な付き合い方なのかもしれません

そして、もう一つの素晴らしい点は、昆虫採集する子供のように、意識を自然に向けることで、無駄な思考は止まり、自分の存在が徐々に自然に溶け込むことです
見落としがちな、虫たちの世界も見えてきます
日差しや風を肌で感じ、鳥の声と羽ばたく音に耳を澄ませているうちに、自分はこの自然と、地球と繋がっているのだと、実感を持って確認することができます
これは、量子力学的に解説ができるのかもしれませんが、シンプルに言うならば、自然優位な環境に身を置くことで、自然の影響を大いに受けているとも言えます

自分が、地球や宇宙の一部であることを感じられることは、想像以上に幸せなことです
そこに虚しさはありません
この体験は、ヨガをすることでも感じられます

改めて、、、ヨガ(瞑想含む)は内なる平和を取り戻すことで、外なる平和を感じることを可能にします

環境による影響は多大ですが、環境云々なくしても平和へとアプローチできる、最高に優れた知恵です

自然に恵まれた今も、都会でのヨガ生活も、共に平和があります
やはり、内と外の世界と繋がることは、揺るぎない心の平和へと導びかれるのだと思います

とは言え、銃弾が飛び交う中では不可能なことであり、やはり恵まれた環境であることに感謝しなければなりません
そして、この平和を持続するために、自分ができることをoff the matで実践していきたいものです

先日は憲法記念日でしたが、現総理は2020年に憲法改正を目指すとの発言をしました
第9条を考えると、それを改正しようとする考えに恐怖を感じますが、もしかすると、これも彼らにとっては一つの平和を求めるアクションなのかもしれません
正しい答えは誰も知りません

昨夏の選挙で、私も平和を求めてある候補者を応援していました
しかし、次第に他の党派も、実は、歩みは違えど平和を求めるマニフェストを掲げているのだということを知り(真実は知りません。支持者はそう信じているということ)、選挙のあり方に疑問を持ちました
同じ平和を求めるならば、いっそのこと協力し合えばいいじゃないかと

自分の信じる党派だけが正しいと主張したり、他を蹴落とすような行為は、すでに争いの一つであり、平和を求めてする行為には相応しくないと思います

規模が大きすぎて、皆の理想をまとめることは不可能でしょうが、せめて国、国民のためにも助け合い、そのパワーを無駄にしたくないものです

誰しもが求める平和
でもアプローチの仕方も概念も様々
そして平和を求めて争っては本末転倒
平和でない状況の方が、むしろ共通しているかも。。。
こう考えると、真の平和への道程は決して簡単ではありませんが、全人類が共通して持つ揺るぎない責任は、この美しい地球、資源を守り、後世へ引き継ぐことです

人間は自然に依存して生きています
人と地球への犠牲を最小限にして生きていくことが、引き続き、今後も目指すところです

そう考えると、ガンジーが唱える「共感(非暴力)」、「自給」、そして、「手仕事」は、地道でありながらも、誰もができる、最も確実な平和へのアプローチのように思えます


ウッドガスストーブでコーヒー焙煎会