プロ選手から学ぶ『自分との向き合い方』 〜 児玉美保さん

YinYang アンバサダー
児玉美保
Miho Kodama
yoga spot『zuci yoga(シュチ ヨガ)』主宰
国際ホリスティックセラピー協会認定 1 級ヨガインストラクター
ヨガニードラセラピスト
鎌倉アロマ認定 アロマヨガインストラクター
一般社団法人 日本プロカウンセリング協会認定 2 級心理カウンセラー
UTL 認定トラウマ・アプローチ・ヨガ指導者養成講座修了

実は私、スポーツの分野を取材しながらそれらを伝える、スポーツキャスター・リポーターの仕事もしているのですが、取材をしながら感じるプロ選手たちのメンタリティは、ヨガを通して自分と向き合う私たちに、何かヒントを与えてくれそうだと感じています。

最近ではトレーニングにヨガや瞑想を取り入れ、極限状態でも冷静な判断ができるようメンタルコントロールを練習している選手たちもいますが、ヨガをしていなくても、彼らはスポーツを通して「自分と向き合う」ということを常に行っています。
プロ選手とは、常に“振り落とされる”立場にあり、それがどれほど厳しい環境なのか想像に難いのですが、スポーツを始めた幼いころから何度も悔しい思いをして、そのたびに“自分の弱さ”を突き付けられ、その弱さに打ち勝ちながら強く、うまくなってきました。つまり、“相手との勝負”を通して“自分の弱さ”と勝負しているのです。

先日、Jリーグ・大宮アルディージャの渋谷洋樹監督に、プロ選手の素養について必要なことを尋ねると、「戦術・技術・“メンタリティ”が兼ね備えられていること」と答えられました。
高度な戦術が理解できても、天性のテクニックを備えていても、それだけではプロにはなれない。大舞台で実力を発揮できる勝負強さ、周囲からの評価に左右されない軸、仲間から信頼される人間性。それこそがプロに求められるメンタリティだ、と。

プロ選手が持つメンタルの強さは、自分の弱さを知っているからこそ生まれるもの。
自分の弱さに負ければ、それがどれだけの後悔につながるかは、嫌というほど味わってきたはず。試合に負ければその悔しさで眠ることができなかった、というのはよく聞く話です。
自分を知り、弱さと向き合い、それを認め、許す。すると、次に取る行動が見えてくる。
向き合うべきは自分自身であって、他の誰でもない。プライドを持って戦えるのは、自分の弱さを認められない「偽りのプライド」を捨てることができたからこそ、なのでしょう。

何かに迷ったとき、くじけそうになったとき、自分の中の“リトル自分”が語る本音こそ、自分が一番信頼できるというのは、こうした長年に渡る自分自身との対話から生まれた賜物である、ということかもしれませんね。