ゼンタングルの調べ ~ 児玉美保さん

YinYang アンバサダー
児玉美保
Miho Kodama
yoga spot『zuci yoga(シュチ ヨガ)』主宰
国際ホリスティックセラピー協会認定 1 級ヨガインストラクター
ヨガニードラセラピスト
鎌倉アロマ認定 アロマヨガインストラクター
一般社団法人 日本プロカウンセリング協会認定 2 級心理カウンセラー
UTL 認定トラウマ・アプローチ・ヨガ指導者養成講座修了

半年くらい前に本屋さんで見つけてビビッと来た本があり、
それからハマっているのが“ゼンタングル”です。

「ゼン=禅」、「タングル=もつれる・絡ませる」の意。
アメリカで発祥したゼンタングルは、約9cmの正方形のタイル(もしくは紙)に、
簡単なパターンを繰り返し描く、というアートで、年齢・経験問わず楽しめます。

一見華やかで複雑なパターンも、
紐解けば一つ一つの点・線に、今の心理が表れるんだとか。

初めて描いた作品には影が多く、心が曇っている様子が伺えます。

実はこのゼンタングル、“禅”というだけあって、
精神を集中して無我の境地に入る「瞑想状態」を意味しているんです。

ある日、アメリカのボタニカルアーティストが、
作品の背景として簡単なパターンを繰り返し描いているとき、
自分が“描く”という作業だけに単純に没頭していて、そこに素晴らしい時間が流れていたこと、幸福感を感じていることに気付いたんだそうです。

まさにサマディ。

本には様々な種類のお手本が載っているので初めての方でも真似しながら描き始めて、
慣れてきたらご自分の気持ちの赴くままにペンを走らせます。

消しゴムは使いません。
人生と同じで、間違えと思った出来事を消しゴムで消せないように、
そこからどう立て直すか、ということにすぐ意識を向け直します。
そして、次の一手は考えません。
常に先を読み、たくさんの計算を繰り返して日々酷使している左脳を休め、
直感力をつかさどる右脳を働かせ、よりご自分の本音に迫ります。

最近では名刺やスケッチブックに描いています。

私は絵を習った経験もないので、自分からどんな線が、点が湧き出てくるのか、
そんなもの湧き出て来ないよ、とすら思っていたのですが、
何かに筆を預けるような『手放し』をしてみると、
何かがペンを運んでくれるような感覚がありました。

そして、それがまさに自分の本音で、
本当はこちらに行きたい、こんな風にしてみたいという、
子供のころにあったであろう、展開のわからないワクワク感、
一瞬の偶然が積み重なって出来上がる新たなパターンに驚かされ、
気が付くと夢中で「次はどうなるんだろう?次は何が出てくるんだろう?」と
ペンを進めている自分に気付くのです。

誰のために描くわけでもありませんから、ぜひご自分を探ってみてください。
すると、周囲に良く見せようとしてしまっているご自分に気付いたり、
失敗を恐れているご自分に気づいたりと、
新たな発見があるかもしれません。